西安旅行

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 今から15年程前であろうか私は夏休みに香港(ABBに勤務)に駐在しているドイツ人の友人と予定を合わせて、中国観光に行くことにした。北京で待ち合わせをすることにしていたが、2日ほど予定が空いていたので、私だけ先に中国に入国して兵馬俑を見るために西安に行きました。

 西安は唐の都があった場所であり、城壁と鐘楼が大変美しいです。都市に入った瞬間にホテルは城壁に近いBell Towerに決めました。ここで初めのトラブル発生で、フロントでの料金を聞き違えた(先方は違う値段を言っていたと思いますが、)ためにチェックアウトの際に予想外に高い値段を請求されて驚きました。料金は紙ベースで確認すべしです。少々埃っぽいですが、城壁都市はきれいです。西洋の城壁都市に通じるところがあると思いました。因みに、夕飯は地元の中華料理店に行きましたが、すべての料理が油につかっていました。日本人は慣れていないので注意が必要です。

 次の日、近くのANAホテルに電話をかけて、ガイド付きタクシーを雇うことにしました。彼は日本語と英語ができる地元の人間で、名刺をなぜか20枚程度くれたのを覚えています。(まるで、駅前でティッシュペーパーを配っているようで、配るノルマがあるのかと思われますが、)お客さんを紹介してくれと言っていたので、商魂たくましいだけのようです。さて、タクシーは兵馬俑方面に走り出しました。かれは中途で色々名所を紹介してくれるのですが、(私は年上で、お客様なのに)日本語に敬語がないので、少々不快になり、英語にしてもらいました。すると、なんとスムースに関係が構築できるではないか。英語のマジックでした。

 兵馬俑は予想よりも広く、よく言われるように人形一体一体の顔が違いました。今は何号抗と幾つかのブロックに分かれているようですが、当時はそれほど発掘が進んでいなかったように記憶しています。しばらく兵士、馬等々眺めていましたが、飽きてきたので去ることにしました。その後よくあるミュージアムショップでお土産物をさがしましたが、2体セットの兵士のテラコッタ人形をしつこく勧められたのを記憶しています。買ってもいいけど、でも特段欲しくもないと思っていると、「これはあなたがいままで手にした中で一番のおみやげになるでしょう。」「決して後悔はしません。」と言われ、箱ごと押し付けられました。結局買いました。家では箱の中で眠っていますが、たまにみると当時を思い出し、たしかに後悔はしていないなと実感します。いきなことを言う物売りですね。その後、華清池をみて、帰路につきました。彼が地元の市場で野イチゴを大量に購入したので、2人で食べることにしました。印象的なのは、休みを取るために草むらに車を止めた時に、200メートル先に非常に腐食の進んだ古い原子力発電施設が見えたことです。しかもブーン、ブーンと規則的なタービンを回すような音がして大変怖いものをみたような気がします。いかにも漏れそうでした。

 私のつぎの目的地は北京です。彼に別れを告げて、大量のイチゴを抱えて国内線に乗り込みました。なんと国内線の中では、スチュワーデスの美人投票が行われており、ひとまずすべてを見て、寝ているうちに北京に着陸しました。次回は北京編です。

 以下も訪問していただけましたら幸甚です。いまは、パンの発酵カゴに注力しています。ハンド・メイドブームですから自分の手でパンを焼いてみるのも楽しいと思います。ベトナム製で大変競争力のある価格で提供中です。

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