ベトナム ハノイ郊外のバンブー村での竹細工作り

 我々が付き合いのある業者にハノイの竹製品を取り扱う会社があります。会社の規模は家族経営のため3,4人程度です。とはいえ、取引先は日本の有名企業を含め、アメリカ、ドイツ、フランス、オランダ、ブラジル等の大手企業に竹、ラタン等のカゴ、バスケット、プレイスマット、他を輸出しています。そこの経営者に実際にお会いしたのはホーチミンですが、ハノイから見本市に出展するために出張で来ていたそうです。驚くべきことは彼が日本語を相当のレベルで話せることです。もしかしたら昔日本に留学していたのかもしれません。彼によると、ハノイ郊外にBamboo村ということろがあり、地元の人々(主婦、老人)が手、足でひとつひとつ編み上げているそうです。二つと同じもののないというのはすばらしいことですが、実は少々スキルに問題があるようで再現性に問題のありそうな職人さんもいらっしゃるようです。以下に材料の収集から職人さんによる製作までの過程の写真を幾つか掲載します。

これはカゴをつくるための材料です。青々とした竹です。

これは、職人さんによるカゴの製作シーンですが、この段階ではあまりにも荒すぎて少々心配になってしまいます。

こちらは、ベテランの職人さんなのか実用性のあるバスケットを製作しています。洗濯物、野菜、その他収納可能なかなりの容積がありそうです。うちでも2つくらい欲しいです。

これは、熟練工の方でしょうか。相当の経験を積まれていると思われます。カゴが美しいです。洗練されているようにも見えます。用途は多様のようですが、日本の家庭では場所をとりすぎで、居間に置くと邪魔になるかもしれませんね。インテリア、やはりランドリーバスケット、うーん植物のプランターの外側にかぶせるとおしゃれかもくらいしか思いつきません。サイズはありますね。

これらは完成品ですが、この会社の得意分野はそれなりのQualityの製品を低価格で大量に提供することです。これはおそらくコペンハーゲンあたりに大量に輸出されるのでしょう。日本であれば、おせんべいを入れておくと大変畳の部屋とマッチするかもしれません。弊社もサンプルとしてひとつ持ち帰りましたが、売れるといいのですが。日本のカゴ製品よりは安価でおしゃれです。

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最後は見本市でお会いした際に在庫の一部を写真に収めました。はっきり言って、他の大手の中に埋もれている中間以下の企業という感じでした。でも大変付き合いやすそうな雰囲気でいろいろなことを教えてくれました。

以上

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